フォーラム・デ・アル
4.フォーラム・デ・アル

 ポンピドーセンターから東の方向に歩いて行くと、周辺の建物形式とは全く異なった、ガラスと言うより鏡と鉄で造られた建物が目に入って来る(-151)。この建物の南側に7haのパリ中央市場跡地を利用して建てられた規模49000u地下4階建てで、地下4階は地下鉄と直結している(-42) 。地上から上に建物が伸びているのではなく、地下へ潜り込み、地下3階部分が中庭風の広場(クレータ)になっており、この広場に向かって全面ガラスと白い鉄骨のあたかも地上の水がこの中庭風の広場に向かって流れ落ちていくようなデザインになっている(-153)。再開発する際に、周辺の歴史的な街並に配慮して地下に掘り下げたという。中庭風広場にいるかぎりにおいては、この部分が地下3階であるということを感じさせない。有名なデザイナーのブティック、インテリア、香水、靴などの店が並んでいる外、映画館やレストランも入っている。それぞれの階は広場側にガラスで覆われたシェルターでつながっており(-154)、写-155のようにカフェテラスになっている部分もある。
 
-42:フォーラム・デ・アル断面図
 
ショッピングセンターの北側にある。ガラスと言うよりは鏡と鉄骨で出来ている。建物辺の建物と高さはほぼ同じ ショッピングセンター上部から見たところ
-151:「詩の館」 -152:フォーラム・デ・アル
   
ショッピングセンター中庭広場(クレタ) 中庭広場側のガラスで覆われたシェルター
-153:フォーラム・デ・アル -154:フォーラム・デ・アル
   
周辺で見かけられたゴミ収集車
-155:フォーラム・デ・アル カフェテラス -155:フォーラム・デ・アル