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フ ォ ー ラ ム |
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「期待はずれでつまらなかった フォーラム・シンポ
と面白く楽しかった フォーラム・シンポ」
ど こ が 違 う の か ? |
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☆☆☆☆☆ 打 ち 合 わ せ に つ い て ☆☆☆☆☆ |
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●田村
これは、企画段階の話しですね。今回の企画は、ご心配のなるようなことではないと思います。もう時間もですね、5分休めと言ったけれど、5分休んだら時間が無くなっちゃうんでどんどんやりたいんですけれどもね。すいません。
今度は打ち合わせという問題があるんで、打ち合わせをどうするかという。普通の打ち合わせをするんですよ。打ち合わせをするために、ひどいのは1時間も前に来る。そんなの来る必要がない。30分前で充分だと言うのね。だから2時間も前から来てくれと言われてね。JC関係ならそうでもないと思うが、JCなら言い限らないんだな。この打ち合わせについて、意味があるのかないのか。ぼくは、やっていいと思うんですがね。どうでしょうかね。
●神原
フォーラムの構成メンバーによると思うんです。私はよく一つのテーマで全国的に市民グループネットワークを組んで、例えば、ゴミ問題ですとか、原発ですとか、リゾートとかゴルフ場問題ですとか、一年に一回、全国集会のようなものをやります。そういう時に事前に打ち合わせをしておかないと、地域によって事情が違ったりするもんですから。そういう時には、時間の節約もあって、打ち合わせは時間を取ってきちんとやらないと失敗するなあという経験をしたことがあります。ただ、私は、シンポジウムとかフォーラムというのは筋書きがあってないドラマだというふうに思っておりますので、打ち合わせ過ぎるとNHK形になってしまうし、あまりこの突発的だとまとまりがないし、これもやっぱり、ころあいというか、テーマとメンバーを見て考えると、こうしたらというスタンダードはあまりないような気がしています。
●田村
工藤さんなんかはどうですか。JCは大いにやるんでないですか。
●工藤
ええ、好きな方ですね。しょっちゅう打ち合わせということでやっています。そういうのも時として我々のメンバーでコーディネーターをやるということをやるもんですから、そうするとコーディネーターをやる側で自信がないものですから、早く先生たちにお会いしてですね、我々はこんなことを考えてますと、意見をいただきたいというようなことのためにですね、まあ、打ち合わせをさせて下さいというかっこうをやってますね。まあ、あとでですね。やはりどんな持っていき方を進行していくのかというような感じですね。まあ、先生の中から聴衆の方からアンケートを採りたいとか、もしくは色紙を渡してですね、質問に答えてもらいたいだとか、そんな企画をされる方も中にはいらっしゃいまして、どんどんそういう皆さんと一緒にそういうパネルディスカッションをやりたいからということがあるもんですから、そんな時のためにも、まあ打ち合わせというのは我々は必要に思っております。そんなところでしょうか。
●田村
特別の企画がある場合はそうでしょうね。よくぼくらなんかの関係ではね、スライドとかねOHPを使う人たちが多いんですよね。それがどういうところでどの時間で、どのくらい使うのかというのは、これはやっておかないとやっぱりちょっと準備が止まっちゃうし、最低する必要があるんですね。今日なんかそんなもの全然ないからいいんだけど、森さんどうですか。
●森
(打ち合わせ時にいい話が出る)
打ち合わせの時に一番いい話しが出るんですね。内容の話しになっちゃうと。一番いい話しがとかくでるもんなんですよね。司会やってると、それは最初に言ってくれればいいと思うんだけれども、人間というのは一回発しちゃうともう鮮度が落ちちゃうから出来ないもんなんです。余程サービス精神がある、本当に慣れた司会さんでもない限りは、中村勘三郎さんという方は、芸風として、出稽古はきちんとはしないんです。何故か、芝居が腐るから。まあ、芸風によって違うらしんですが。
(打ち合わせのポイント)
パネル討論、シンポジウムの時には内容の話しは一切しないということを最初の発言の時に言った方がいいですよね。で、「発言時間をどうする」だとか。「どういう順番でしゃべる」だとか、「さん」ということで呼びますよとか、「2回目からは一回の発言時間を短くして、2分以内3分以内、その代わり何回も手を上げて発言をとって下さいよ」とか、そういうことをお話をしたらいいと思いますよね。「それから相互に傷がついたとか、恥をかかされたとか、恨みっこなしで必ず隣の人の発言を聴いていて下さいよ」と私は「パネリストの人の発言についてどう思いますかと、急に聞きますからね」って言うんですね。えと言ったら、「何聞いていなかったの」と驚いた顔をして、ね、少しプレッシャーみたいなことになりますけれどね。それは、パネル討論というのは準備をすることが、大いに考えてくることが、パネリストの責任ですよね。しかし、壇上に上がったら書いてきたものは破って捨てるという気持ちになってですね。本当に破らなくてもいいんですが、そして、そこの場で、真剣勝負で話したことを自分の才覚なり経験で話し合えばいいのであって、自分以上のことを話すことは全くないですね。自分の体験したことを話すということが、だから話しは短く発言が長くなりすみません。
●田村
(中身の話はしない)
本当にね、だが、やっぱりやり取りが多い方がいいんですよ。一人長話しは、講演の時は別として、シンポジウムの時は出来るだけ避けたい。だから、会話方式がいい。会話方式がいいとやっぱり、初めから話しをしちゃうと会話にならない。だから会話はしない。原則的に短くするとかね。お互い同士で聞いてやるとか、まあ、こう形式的な話し、打ち合わせをする。特にね、ぼく、さっき言ったようなOHPとかスライドとかね、この頃これが非常に多用されているんですよ。これをこれからどう織り込むかね、連続的にやって、全部暗くなって、相当顔が見えなくなって、さっき顔が見える見えないの話してましたが、最初からずっと見えないし、メモ取れないなんていうのもあるんでね。やっぱり、このあたりは何か考えなきゃいけない。ただ、私なんかは建築系やらデザイン系の人たちを良く知っているから、そういう人たちは絶対使うわけよね。この辺の折り合いというのがちょっと困るのね。文化系の人たちは、割合使わないから、まあ、いいんですよ。理科系の人たちはまず使うんですよ。使う場合にはもう一つ問題がありまして、使うと長くなるんですよね。これだけ何枚もスライド使いますと、何分くらいオーバーになりますかと言うと、いやなりません、私短くしますよ。絶対になりません。まず、必ず倍になっちゃうんですよね。そして時間が来るんですよ。しかし、やっぱり、やって頂くことは、ぼくは理想的なものを出して頂いて、これまた非常にいい場合もあるんですね。だめだというわけにはいかない。やっぱり、さっきのようにいろいろ矛盾があるんですよ。こっちを立てるとあっちが立たずというようにね。これいろいろあるというのは、シンポジウムのやり方だから、一率的に今日話し合ったことで答えが出るわけではなくて、こういうふうにやるとこっちがまずいよ、こうやると、こうなるよという話しの一つになる。打ち合わせの問題なんかはそうだと思います。しかし、共通して言えることは、中身の話しはしない。本当にね、中身が終わっちゃったみたいなものがあるんですよね。長話ししててね。かなり面白い話しが出て。絶対出ません次には。中身は、本当に同じ顔見て同じ話ししてられないからね。これ、非常に残念ながら多人数で聴かなかったという話しが往々にしてあったんですよ。しかし、まあ、ちょっと時間がだんだん押してきましたので、先に進んでいきたいと思うんですが。
森さんが盛んに言っているのは2回目以降が問題であるということなんですね。どうですか、森さんからまず。
●森
(関係ない話はさせない)
まあ、それは、目立ちたいということと、現実にはそれが出来ないということは、ままあるもんなんですけれどもね。でも、ここは、出来ればそうした方がいいんじゃないかという思いを込めて言いますと、ひと方発言をなさっている時に、出来れば自分が考えてきた意見もあるんだけれども、やっぱり、司会をやると思ったら、こういう話しもしてもらいたいなあと思って多少考えてきますから、それと発言の一当たりのうちに共通項、繋げる部分を見つけて、1つないし2つくらいに絞って問題を出して、よく、パネリストの人で、今の話しと関係ないけどいいですかという場合があるけれども、そういう時にいいですねと言わない方がいいと思うんですね。質問して下さいと、今の出した話しについて意見がない場合は結構ですからというふうにしないと、全然関係ない話しをほっと思いつたから、あるいはしくじったからということでしゃべることがありますね。そういう意見では2回目の発言の時には、自分で考えていたことと発見のあったこととをいかにも関係ありそうにして、今こういうご発言がありましたので、これについて、そちらの方はどうですか、何かご意見ありますかというふうにする方がいいような気がします。
●田村
大抵の場合を言うとね、克明に書いてあるんですよ。克明に書いてあるから、これまで聞いてたなということで、そこからまた始めるわけですよ、無関係にね。そういうのが非常に多いんですがね。こういうのはどうしたらいいのですかね。
●森
そしたら、まあ、どうしても困ったなあと思ったら、会場の皆んなの前で時間のことなんか言うんですね。「書いてきたものを読み上げるだけのは無しですよ」って。「書いて来たものを読み上げるのは一番話しが死にますからね」って。「会場を見てしゃべって下さいよね」って、言うんですね。そしたら読めなくなるでしょ。
●田村
相当苦しい。どうですか神原さん、そう言われたら。
●神原
ええ、あの、私は書いてきたものを読んでという、そういう場面にあまり出っくわしたことがないんですね。だから、多分、学術的なことにほとんど関わって来なかったからだと思うんですけれども。書いてきたものを読む。
●田村
学術的なものじゃなくて普通のもの。
●森
部下に書いてもらったものを。
●神原
それは官僚ですね、役人。
●田村
行政を入れるとそうなるんですよ。
●神原
(市民活動は高いレベル)
そうですね。やっぱり、市民活動というのは、今人づくりのレベルで言えば、そういう意味では非常にレベルが高いんだと思うんですね。要するに言いたいことがたくさんあるわけですから、簡単な数字とか、そういうものはメモがないと忘れてしまうから押さえていく方はいますけど、言いたいことがたくさんあるわけです。メモなんか見ていたらとっても間に合わないという、私はもっぱらそういうところの関わり合いが多いので、メモを持っていくようなことはほとんどありません。
●田村
工藤さんどうですか。JCの方は大抵書いてきますよね。
●工藤
多いくらい書いてきますね。我々は、しかし、ほとんど使われないんですよ。その場の雰囲気の中でですね、1/3くらいになっちゃうんじゃないですかね、。書いてきたものが、というのが結果ですね。ですから、その辺は準備をしますね、ですから時として、場面をつくるためには、その文書を読んでということになるなあと。
●田村
でも、聞いている方としてはどうですかね。
●工藤
や、つまんないでしょうね。やっぱり、我々がやっている中で、今日はお話されているようなことでいくとですね。そういう面ではシナリオ通りに進めてしまいたいもんですから、つまらないとか何んとかというのはやはり認めざるをえないと思いますね。
●森
今後一切止めたらどうですか。
●田村
弾力性がありゃいいんですよ。これとこれとこれと言って引き替え出来るとかね。文書にしちゃうと大変なんですよ。
●森
メモはいいと思うんですよ。 |